亥年の師走に入り、猪が最後のアピールか?あちこちの市街地に現れて捕獲劇が全国ニュースで報じられています。SNSが普及したからでしょうか、野生の熊や猪や猿たちにまでもマスコミは過敏に報道し過ぎるようになったと感じます。人身に被害があったのなら分かりますが、迷子の猪一匹を捕獲するのを現場中継までする必要があるのでしょうか。一生懸命に捕獲しようとしている人々の姿をあざ笑うような放送にも見えます。今では、現地を通り掛かった素人でもスマートホンで簡単に現場の生中継が発信できます。そこで、マスコミ各社も負けずと我先に現地に向かいます。そして、十分な裏付け取材をしないまま現地から速報を流します。最近も外国へ駆け付けたマスコミの大失敗が話題になっています。視聴者も、より新鮮な情報を求めてしまいますが、こんな競争は「人の不幸は蜜の味」そんなさもしい人間の性に駆り立てられたものに見えてしまいます。あせらずに「客観的に正確な情報」を報道してもらいたいものです。