沖縄県民の皆さん。遂に、興南高校野球部ナインが夏の甲子園全国制覇です!
一回戦から全力野球で順当に勝ち進み、準決勝では今大会最大のピンチを迎え、もはやここまでかと思いましたが、なんと5点差をひっくり返し大逆転勝利。立ちはだかるピンチを乗り越え、むかえた決勝では13対1という大差で東海大相模を下し、興南高校が沖縄県勢初の夏の甲子園初優勝。そして史上6校目の春夏連覇という偉業を果たしました。
首里高校が戦後初県代表として甲子園に出場した1958年から52年。1968年、我喜屋監督がキャプテンで4番バッターとして甲子園県勢初のベスト4に入り「興南旋風」を巻き起こした大会から42年。そして、全国に「夏に沖縄あり!」と言わせた名将栽監督率いる沖縄水産高校夏の甲子園二年連続準優勝から19年。
52年前、首里校ナインは甲子園から拾ってきた砂すら沖縄本島へ持ち込む事すら出来ませんでした。長い歴史を経て、沖縄県民全員が待ちに待った深紅の大優勝旗が海を越えて沖縄にやってきます。
過去の沖縄球児達が幾度となく挑戦し、そして掴む事が出来なかった夏の優勝。野球一つで、こんなにも多くの人間に感動と勇気を与えられるのでしょうか。
沖縄の歴史が変わった瞬間に立ち会えた事、そして県民の夢を叶えてくれた興南ナインに感謝の気持ちで一杯です。深紅の大優勝旗、海を越え遂に沖縄へ。おめでとう!興南高校!そして多くの感動をありがとう!