訳あり物件

皆さんは「訳あり物件」とよばれる物件をご存じですか?不動産などで物件を探す時、費用が安くて綺麗な物件、または立地場所も良く家賃の安い物件を選びますよね。でも、あまりにも条件の良すぎる物件だと、何かそれなりの「訳あり物件」なのではないか?と思わず疑ってしまいます。例えば、霊的な現象が起き借りた人がすぐ出て行ってしまうのでは、以前住んでいた人に不幸があったのでは、などと色々想像してしまうものです。

不動産業者側には、その物件を借りようとしている客に対して、以前の居住者に不幸な事件事故が起き空き部屋になった場合、それを伝える義務があります。ただしこれは、その部屋の隣室(上下左右)に関しては義務づけられていません。更に、そういった事件事故が起きた部屋に「たったの1ヶ月だけ住む」というアルバイトがあるとかないとか。理由は、1ヶ月以上誰かが住めば、それ以前の事を伝える義務が発生しなくなるというのです。もしこれが本当ならば、どの不動産業者も信用できませんね。

以前、県外から沖縄へ移住するというお客様がおり、引っ越し先の住環境調査依頼がありました。調査内容は、以前の住人について・近所住人の人間関係・地域の治安情勢など徹底的に調査させて頂きました。やはり、調べてみないと分からない真実はあるものです。以前の住人家族に続けて不幸が起きていた事、近隣住民同士によるトラブル、地主としてこの地域一帯を管理している不動産業者の悪い評判等と様々な事実が出てきたのです。

手頃な安い物件を見付け、早々に引っ越しを決めようとしているあなた。引っ越した後に失敗した!と思っても手遅れです。そうなる前に、簡単な住環境調査を行ってみてはいかがでしょうか。良い悪いどちらの結果にしろ、決断をする為のいい材料になる事でしょう。