平成21年度第7回実務教育研修会

12月3日、福岡市博多区にある福岡国際会議場にて「社団法人日本調査業協会」主催、九州調査業協会所管・沖縄県調査業協会が協賛する平成21年度第七回実務教育研修会が行われました。

目的として、各探偵会社への探偵業法や消費者契約法等の周知徹底、違反事例に基づく対応策などの解明を図る事で消費者の皆様が安心して調査依頼を出来る業界作りを目指す。というコンセプトをもとに開催されました。

これは、(社)日本調査業協会加盟員及び非加盟員を対象に行われました。九州・中国・四国・沖縄地区から95社が集まり、総勢120人を超える参加者となり大成功を収めました。しかし、残念ながら沖縄から参加した業者は私共を含め二社のみ。沖縄には四十数社の探偵業者が存在します。今回は福岡での開催ということも有り、参加は難しいという事もあったと思いますが、たった二社のみというのは沖縄の調査会社が本当に、消費者の皆様に安心して頂ける業界作りができるのだろうかと懸念を抱きました。

研修会では、講師に福岡県県警本部生活安全部生活安全総務課係長である羽岡慶太氏による「探偵業法関連事案について」や、福岡県消費者生活センター企画監の長澤正之氏より「消費者契約法と調査契約」の講義があり、その後に(社)日本調査業協会教育委員長である松本耕二氏による「探偵業法の解釈と運用」等といった講習が行われ非常に貴重な勉強会となりました。

私共は信用が第一の業界であります。しかし、素人探偵が多く存在し消費者からの苦情やトラブルの相談は絶えません。多額の料金を請求され困っている。報告書を提示してくれない。報告に虚偽があるなど様々な苦情があります。お客様の絶対の信頼を得る為には、調査会社が団結して倫理観の向上やルール作りが必要ではないかと思います。

私も今回初めて参加させて頂きましたが、各地の先輩協会加盟員の方々と交流が出来ました。色々な業務に関するお話も聞くことが出来、大変勉強になりました。今後も各地で催される講習会や研修会に多くの方々が積極的に参加することで、沖縄県の調査会社全体のレベルアップが図られる事を。

そしてよりよい業界作りを目指して行けたらと願います。調査員S