初夏の沖縄で、もっとも活気ある海のお祭『那覇ハーリー』が今年もGW 5/3~5/5の3日間、那覇新港埠頭で開催されます。
「ハーリー」とは今から約600年前の琉球王朝時代に、中国から伝わったとされる爬竜船(はりゅうせん)競漕で、海の神様に感謝し、漁の安全と豊漁を祈願するものです。
『那覇ハーリー』は、船体の先に竜頭、船尾に竜尾の彫り物が飾られた大型の爬竜船を使うのが特徴です。漕ぎ手32名、鐘打ち2名、旗持ち他6名と乗組員が42名という、他では見られない珍しいものです。
メインイベントは、最終日に開催される「本バーリー」。古式ゆかしい「御願(ウガン)バーリー」の後、那覇(濃緑色)、久米(黄色)、泊(黒色)の3つの地域による本バーリーが行われ、その年の覇者が決定されます。
ふだんは生活に追われて、海からの恩恵に、感謝の気持ちもついつい忘れがちな今日この頃。
潮まじりの海風の中に銅鑼の音が響く「ハーリー」を観戦しつつ、今年も海の恵みに感謝したいと思います。