先日、県外のお客様から「旧友が、病気で沖縄のある病院に入院したらしいが、病院に電話しても教えてくれない。本当にまだ入院しているのなら見舞いに行きたい。その病院に行って、本人がまだ入院しているか聞いてきてもらいたい。」とのご依頼がありました。
平成17年4月1日に個人情報の保護に関する法律が施行されてから人間関係がより稀薄になってしまった様に感じます。今では、友人を見舞いに行く為に病院へ電話しても病室どころか入院の事実さえ教えてくれません。以前は、「○○さんは○病棟の○号室に入院しています。面会が可能かナースセンターへつなぎますか?とか、いついつに退院なさいました」との親切な対応でしたが、今では、「個人情報の関係で電話では一切お答え出来ません。来院して受付に聞いて下さい」と応対されてしまいます。今回のお客様の様に県外からの問い合わせに対しても同様です。「見舞いに行く」と言う”尊い気持ち”になぜ水を差す様な不便な法律が出来たのでしょうか?遠方からお見舞いに行く前に、本当に入院しているのかを探偵社などに調査させなければならなくなったのです。しかし、ほとんどの人は”そこまでして”と思い「お見舞い」をあきらめるのではないでしょうか?でもそうなれば、その分人間関係が疎遠になってしまうでしょうね。
本件では、当社調査員がその病院へ行き、受付に聞くとご本人様の病室をすぐに教えてくれました。そして、その結果をご報告すると、ご依頼人様は、「大事な友人ですので近日中に見舞いに行きます。」とおっしゃっていました。団塊世代の「男の友情」にバンザイ!!