不本意な面会交流

沖縄県の離婚率の高さは有名ですね。交際期間が短い早婚や失業率の高さも関係しているようですが、沖縄ならではの寛容の文化が要因にあると思います。

実家の親兄弟もすぐに受け入れてくれる。そして、離婚後、義父母との付き合いを継続している人も多いのです。

次の相手と再婚しても前義父母との交流は続けているようです。そんな区切りの付かない人間関係の中で、子供たちは複雑な心境ではないかと思います。

両親の離婚に振り回され、会いたくもない親と「面会交流」という、親がほぼ勝手に決めた事にも応じなければならない。そんな気持ちを持っている子供もいるようです。

面会交流とは、養育監護していない親が、子供に会う機会を作ることですが、子供の精神的負担にならないように子供の心を守るのが大前提です。

ただ、定期的に行うのではなく、子供の意向を尊重しなければなりません。「離れて暮らす親が子供に会いたいだけの自己満足」になっていないか?

日々、成長する子供の心情を深く考えれば、親が、面会を我慢しなければならないこともあると思います。

逆説的になりますが、夫婦間で寛容さを発揮して、婚姻関係が修復できればいいですね。