探偵業の概況

当社が、20年前から加入している国内で唯一の探偵調査業者の全国組織「一般社団法人日本調査業協会」では、定期的に警察庁や全国の県警本部に協力をお願いして探偵業者の現況を調査しています。

2007年に探偵業法が施行されてから一時は減少していた探偵業者数が増加してきています。

素人でも開業できる今の届出制度では、技術面どころかモラルさえ疑われる探偵業者が存在し続けることでしょう。せめて警備業法のような許可制になれば、常識さえ無い不良な探偵は廃除でき、探偵業界全体の社会的地位も良くなると思います。

当社は、地元沖縄で25年間、協会活動に参加しながらそんな未来を信じて探偵業を正々堂々と続けています。

令和元年までの全国の調査結果が下記のとおり協会から公表されましたのでお知らせします。

1. 探偵業の届出状況
 2019年 6,066件(個人4,414件、法人1,652件)
 2018年 5,852件(個人4,239件、法人1,613件)
 2017年 5,738件(個人4,185件、法人1,553件)

2. 探偵業の業務の適正化に関する法律違反の検挙状況
 2019年 6件(6人)
 2018年 3件(2人)
 2017年 5件(4人)
※探偵業者又は探偵業従事者が、探偵業務に関し他の法令等の規定に違反して検挙された主な事例としては、詐欺・住居侵入・軽犯罪法違反等がある。

3.探偵業者に対する行政処分状況
 2019年 34件(廃止命令2件、停止・指示32件)
 2018年 40件(停止・指示40件)
 2017年 43件(廃止命令1件、停止・指示42件)
※1回の命令・指示の中には複数の違反行為が含まれる場合もある。

尚、沖縄県内の探偵業者の届出状況は、2020年12月現在で51件(法人19社と個人32人)です。

2017年は、40件でした。同業者間で正しい競合をして、良い相乗効果になることを祈ります。